Hanssens
醸造所: Hanssens(Vroenenbosstraat 15, 1653 Dworp)
今や数少なくなった、昔ながらの伝統的なグーズを作っている醸造所(ブレンダー)です。ここのビールの瓶にはラベルが貼られていません。少し前までは瓶にチョークで印を付け、その色でGueuzeかKriekかを区別していましたが、最近は瓶の栓のまわりにプラスチックのカバーをかぶせ(ワインのように)、その色で区別するようになっています。栓はコルクです。
(2002年2月追記) 2年ほど前から、ラベルが貼られた750mlのものが日本に入ってきています。

Gueuze Hanssens
種類: グーズ
度数: 5%
独断と偏見による評価: ****
いかにもGueuzeらしい癖のある香りがするGueuzeがよくありますが、このGueuzeはその香りがあまりせずに、柑橘系のような、はたまた林檎を思わせるようなフルーティーな香りがします。味は伝統的Gueuzeにしてはマイルドな酸味で、まるでレモンのようです。ほのかな甘味さえ感じます。実際注意深く味わうと甘味はまったくと言って良いほどないのですが、フルーティーなフレーバーがそうさせるのでしょう。
Kriek Hanssens
種類: グーズ―フルーツビール
度数: 5%
独断と偏見による評価: ****(新しいもの) *****(熟成後)
色は少し赤みがかかった褐色で泡は少なめ。香りは強烈な酸味を連想させる酸っぱい香りで、実際味は予想通りです。しかしほのかな甘味もあり、まるで、まだ青みが残った若いさくらんぼをそのまま食べたようなフレッシュな味わいです。これを5年ほど熟成させたものは酸味の角が取れて、まろやかでさらに上品なKriekになっていました。


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